「自分は住宅ローンを借りれるのだろうか・・・」
そう不安に思われている方も多いと思います。
私もマイホームを購入するときは同じ不安に悩まされました。
当時の私は
- 年収300万円
- 前年に会社を3ヶ月休職
という悪条件化だったので、住宅ローンが借りられるかどうかの不安は人一倍だったと思います。
今回は、そんな私だからわかる住宅ローンの話をご紹介します。
根本的に銀行は住宅ローンを貸したい
まず、「銀行ってなかなかお金貸してくれない」と思っている方も多いと思います。
実際は、逆です。
銀行はお金を貸してナンボの商売です。
貸したお金に利子を付けて返してもらうことで、銀行は利益を上げています。
なので、銀行は基本的に融資先を探しています。
その中でも優良商品と言われているのが住宅ローンです。
住宅ローンって何が何でも返済してくれる人が多いんです。
言い換えれば事故率が少ない商品なんです。
皆さんも「クレジットカードの支払い滞納しちゃった」という人の話はよく聞いても「住宅ローンの支払い滞納しちゃった」という人の話はなかなか聞かなくないですか?
住宅ローンの滞納はそのまま住むところを失うことに直結するので、みんな必ずと言っていいほど返済するんです。
その為、銀行は住宅ローンを貸し出せる人を積極的に探しています。
「住宅ローン相談会」なんていうのを見かけたことがある人も多いと思いますが、あれも住宅ローンを組みたい人を集客するためのキャンペーンの一環です。
住宅ローンの審査基準は銀行によってさまざま
ただ、銀行も誰にでもお金を貸すわけにはいきません。
お金を貸したからには返してもらえなければ、銀行にとってリスクでしかないですからね。
なので、銀行はお金を貸す時に、その人にお金を貸していいかどうか審査を行います。
これが住宅ローンでよく言われる「事前審査(仮審査)」および「本審査」です。
審査の基準は公に公表されていませんが、
- 年齢
- 健康状態
- 返済負担率
- 年収
- 勤続年数
- 雇用先の規模
- 他の債務(カードローン等)
- 返済履歴
などを見てお金を貸せるかどうか審査をしていると言われています。
こういった審査基準があるから「住宅ローン審査に落ちた」なんて人が出てくるのです。
ただ、この審査基準の中で何を重要視するかは銀行によって異なります。
「年収を重視する」という銀行もある一方、「返済負担率が大きくなければ年収はそこまで重要視しない」という銀行もあります。
そのため、「A銀行で断られてもB銀行では住宅ローン審査に通った」ということも比較的よくあります。
休職歴があっても住宅ローンは借りられた
実際、私も休職歴がありながら住宅ローンを借りられました。
私の場合はメニエール病というめまいの病気で、治療のために3ヶ月ほど会社を休職しました。
年収も300万円まで下がったので住宅ローンを組むのは難しいかと思っていましたが、5社に事前審査を出したところ2社から審査OKの連絡をもらいました。
どちらも利率などを考えても条件は良い所だったので、そのうちの一社と契約をして無事にマイホームを取得することが出来ました。
住宅ローンを組めるかどうか不安な人は、いろんな銀行に事前審査を出そう
住宅ローンの審査基準は銀行によってさまざまです。
審査基準が厳しい銀行もありますし、語弊があるかもしれませんが審査基準の緩い銀行もあります。
そして、審査基準が緩い銀行が必ずしも融資条件の悪い銀行とは限りません。
私のように休職歴がある、年収が少ない、過去に返済事故歴がある等で住宅ローンが組めるかどうか不安な人が出来ることは、いろんな銀行に事前審査を出してみることです。
事前審査を出したら必ず契約をしなければいけないわけではありませんし、他の銀行の審査に影響を与えることもありません。
自分の締結したくない銀行に審査を出すのは論外ですが、自分が締結を考えている銀行には積極的に事前審査の申請を出すようにしましょう。