地鎮祭が終わったらご近所に着工のご挨拶に行くのが通例となっています。
ただ、最近は「施主は挨拶に行かなくてもいい」という意見も目立つようになってきました。
果たしてどっちがいいのでしょうか?
賛否両論あると思いますが、個人的には地鎮祭後の挨拶は行っておいた方が良いと思います。
この記事では地鎮祭後の挨拶が必要だと思う理由を説明していきます。
地鎮祭後に挨拶が必要だと思う理由
地鎮祭後に挨拶が必要だと思う理由は
- 新築工事はご近所に迷惑をかける
- 「地鎮祭後には挨拶に来るのが当たり前」と思っている人もいる
- 建築会社さんがどう挨拶するかわからない
- ご近所さんに良い印象を持ってもらって悪いことはない
の4つです。
新築工事はご近所に迷惑をかける
新築工事は想像以上にご近所の方に迷惑をかけます。
騒音はもちろん、工事車両が通行の妨げになる場合もあります。
場合によっては道路を通行止めにしなければならないことも出てきて、迂回をしていただかなければならないような場面もあるかもしれません。
「工事をしているのは建築会社だから施主の責任ではない!」って言う人もいるかもしれません。
確かに工事をするのは建築会社です。
ですが自分たちの家を建てている以上、ご近所の方への迷惑を事前に詫びておくのは施主としての務めかと思います。
地鎮祭後には挨拶に来るのが当たり前って思っている人もいる
地鎮祭って意外と見られています。
我が家が地鎮祭の後挨拶に行った家でも、「地鎮祭やっていましたね」と言われてドキッとしました。
逆にお隣が地鎮祭を行っている時は「どんな人かな?」とソワソワしました(笑)
特に古い慣習が残るような地域では「地鎮祭の後は挨拶に来るもの」と思われている方も多くいるのが実情です。
そう思っている人の所に挨拶に行かないと、良い印象を残せないどころか悪い印象を持たれてしまうかもしれません。
最悪の場合には工事中や引っ越し後のトラブルに発展するなんていうことも・・・
地鎮祭後の挨拶は常識だと思っている人もいるので、挨拶には行っておくべきだと思います。
建築会社さんがどう挨拶するのかはわからない
建築会社さんから「着工の挨拶はこちらで行っておくので大丈夫ですよ」と言われる場合があるかもしれません。
ですが、個人的にはそれでも施主の挨拶も一緒にやっておいた方が無難です。
というのも、建築会社さんが言う挨拶もやり方は建築会社によって様々なのです。
しっかりご近所一軒一軒を回って面と向かって挨拶してくれる会社もある一方、紙一枚を投函しておしまいという会社も実際にはあります。
分譲地に早めに家を建てたのでどちらのパターンでも挨拶を受けたことがありますが、やはり紙一枚でおしまいだと「なんだかなぁ」と思ってしまいました。
一番印象が良かったのは断然、工事現場監督とお施主様が一緒に挨拶に来て下さったパターンです。
ご近所さんには良い印象を持ってもらいたい
建築会社は工事が終わったらご近所との関係は終了しますが、施主であるあなたは今後もその土地に住み続けていきます。
住むにあたってご近所に良い印象を持ってもらうことに越したことはありません。
着工の挨拶に行って悪い印象を持たれることはまずないので、今後の生活を円満に過ごすためにも挨拶には行っておくべきと考えます。
建築会社と一緒に挨拶に行くのが理想
「施主が挨拶に行くと工事中のトラブルが施主に行きかねない」ということで地鎮祭後の挨拶をしないという意見もあります。
確かに工事のクレームを施主側にされても困ってしまいます。
そこで、挨拶に行くときは工務店の工事管理者と一緒に行くようにしましょう。
お気づきの点があれば工務店に連絡入れて貰うようにしておけば、余計なトラブルに巻き込まれるリスクは最小限にすることができます。
手土産はどうする?
「挨拶に行くとき、手土産は持って行ったほうが良い?」と悩まれるかもしれません。
正直、絶対に無ければいけないわけでは無いと思います。
ただ、何かしらの手土産を持って行くのが一般常識とはなっています。
そこまで高額の商品を用意する必要はないので、500~1,000円程度の手土産を挨拶する家庭分用意しておきましょう。
どこまで挨拶に行く
挨拶に行く範囲ですが
- 両隣の家
- お向かい3軒
- 後ろ3軒
が基本となっています。
その他、工事によってご迷惑をおかけしそうな所には挨拶に行っておきましょう。
自治会や班がある場合には、自治会長さんや班長さんの家にも挨拶に行っておいた方が良いです。
そういったところでは住んでいる人の情報や注意すべきことも教えてもらえるので、ぜひ行くようにしましょう。
不在だった場合はどうする?
挨拶に行ったのに不在だった場合には、手紙を用意しておくのがベターです。
ただ、必ずしもそこまでしなければならないわけではありません。
最近は防犯を警戒して挨拶に行っても出てくれない家庭は多いので、どうしても出てくれない場合には顔を合わせたときにご挨拶する程度にしてもいいと思います。
さいごに
挨拶しないからといってトラブルになるわけではありませんが、間違いなく挨拶に行ったほうが印象は良くなります。
今後の円滑なご近所づきあいのためにも、地鎮祭後はきちんと挨拶をしていい関係性を築いておくようにしましょう。